[ダイエットの基本原則]

 

 

               ◆ダイエットとは、「生き方」を改めることです。

               ◆改めるポイントは、「脳が元気になる食べ方」をすることです。

               ◆「食べ方」とは、安全・健全な食育の実践です。 
              

                                     ◆食育は、知育・体育・徳育を育む源です。

 

 

                                                                                   

                                                   <4  原  則>

                                                             1.食は、生命の源です。
                                                             2.ココロとカラダの健康の素は、食物です。                                                      

                                                              3.脳が元気になる食べ方が基本です。

                                                              4.ダイエット中は、食の安全対策が必須です。
 

 

                                    講 演 会 風 景

                                                                                                      

◆世間ではダイエット(diet)という言葉は「減量」を意味するように使われています。ところがこの言葉の本質は「生き方」という意味です。「Diet」の原語はギリシャ語の「dieta」で、「生き方」「生活様式」という意味があります。Dietを辞書で引くと「食事療法」のほかに、「国会議事堂」「議会」などと表記されています。国民の生活や生き方を決めるシンボルが国会であり議会と読めます。

◆日常の食生活や運動習慣という「生き方」や「生活様式」を、安全・健全な内容に改善し、脳を元気にすることがダイエット(生き方)の意味です。また、生命、健康、食の安全、自然治癒力、生体のリズム性、脳の機構、食物の特性等に関わる情報・知識、知恵は「生き方を改める」作業に欠かせません。

 

                                                       [原則の説明]

1.食は、生命の源です。

◆生命は、代謝活動のバランスによって保たれています。代謝活動とは、食物が人体の熱源・成分になる同化作用と、人体の熱源・成 分が消耗する異化作用のことです。この作用を支えているのが「自然治癒力」です。

◆食は生命に同化し、同化した食による体成分は絶えず消耗しています。すなわち、食は生命の源であり、食なくして生命は存在しません。この代謝作用のバランスによって、健全な生命活動が維持されています。この均衡が崩れると、その人のココロとカラダに異常が生じます。

◆食育とは健全な生命活動を維持するために必要な「知識・知恵・実践力」を育むことです。この習得によって、心豊かで健やかな人生が実現します。

◆日々の食物の選択とその「食べ方」は、その人のココロとカラダの状態を支配しています。偏食や過食など食の選択を間違った食生活をしていると、脳が栄養失調になり、ココロの発現を歪めます。さらに、肥満や健康障害の要因にもなります。すなわち、自然治癒力を支えている「免疫力」が低下します。

 

2.ココロカラダの健康の素は、食物です。

◆食物はココロの素です。食物は1,000億個を超える神経細胞(ニューロン)を維持活性化させる原料であるとともに、脳内の神経伝達物質となり、ココロを生み出す原料となっています。

◆日々、偏った食物を選択していると、ココロの発現を歪める要因となります。特に、脳は首から下の肉体のように「脂肪」という予備のエネルギーを蓄えるシステムがありません。したがって、日々に、三食に分けて、ブドウ糖の原料を脳に供給する必要があります。この熱源以外にも、脳は多種多様な栄養物質を必要としており、偏った食物の選択は、脳の栄養失調の原因となり、脳の活性化を損なう原因になります。

◆偏食、過食など不均衡な食生活は、肥満のみならず、健康障害の原因になることは周知の事実です。特に、食生活の欧米化は、農耕民族の日本人の消化吸収力と合致せず、疾患の要因になっています。食物の同化作用に関わるインスリン力の遺伝子が違うからです。

 

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3.元気になる食べ方が基本です。

◆私たちは空腹になると食べます。昼12時なると食事をします。また、美味しそうな食べ物を見ると食べたくなります。さらに、イライラ・不満なとき多くの女性は甘い物が欲しくなります。そのほかいろいろな動機でも食べます。それらの摂食行動のうち、「空腹」で食べるのは「本能的・生理的な欲求」ですから、人間も野生動物も同じです。ところが私たち人間は、空腹感がなくても「12時だから」という「概念」によって、また、「イライラ」などの「感情」によっても食べます。自然界で人間だけが肥満する主な原因の一つです。

◆それらの「食べる」という行動は、お腹で食べているのではなく、すべて脳からの信号・作用で食べています。そして食べた物が姿を変えたのが、現在のあなたのカラダの状態です。決して水や空気では太りません。健康で普通の体形の人も多くおられます。またある人は、肥満になり生活習慣病に苦しんでおられます。この格差は、今までの「食べ方の違い」です。すなわち、空腹のとき、そして空腹感がないときの「食べ方」を間違うと肥満し病気になるのです。

◆太るのは、脳からの食欲の信号を曲解して「太る食べ方」をした結果です。反対に、やせるには、脳からの食欲の信号を正しく受けとめて「太らない食べ方」をすればよいのです。

◆ダイエット食品類など代用食品類を使う方法、食べることを抑制・禁止する方法などがあります。しかしそれらの方法はカラダとココロ(脳)への栄養物質と熱源の供給が不安定になり、その結果、栄養失調の状態になります。脳は危険を察してそれらの方法を拒絶します。それが途中での挫折です。

◆特に脳には日々に多種多様な栄養物質と良質なエネルギー源(ブドウ糖)を安定的に供給する必要があります。ですから、脳にそれらの食物を三食にわけて供給して脳を満足させることが、ダイエットを成功させるための前提条件です。「脳(ココロ)を満足させる食べ方」は「安全に健康的にやせる(カラダ)食べ方」です。この「食べ方」は[食育・ダイエット]の基本です。

◆三食、普通の食物を食べて、脳を満足させることが健康的なダイエットに成功のカギです。脳は首から下の肉体とはいろいろと違いがあります。例えば、構成成分と比率、血管の仕組み、エネルギー源、予備のエネルギーを貯蔵するシステムがない、必須アミノ酸の種類が多い、などです。

◆脳は1,000億個を超える神経細胞(ニューロン)による巨大なネットワーク網を構成しています。脳の重量は、人体の約2%台ですが、必要エネルギー量は全体の約20%、酸素消費量は約25% も占めています。この脳機能を活性化し維持するためには、良質なエネルギーと多種多様な栄養物質を必要としています。

◆脳が日々に必要とするエネルギーと栄養物質を供給するには、朝、昼、夜に食べる「三食主義」が最良です。例えば、「朝食抜き」が常習化して二食の人の脳は、エネルギー量も栄養物質も不足しています。この状態を長期間続けている人の脳は栄養失調になっています。例えば、栄養失調になった脳は、不足している栄養物質を補うために絶えず「食べよ!」との信号を出します。これが「間食」であり、「過食」の原因となり、肥満します。

◆「朝食抜き」や「偏食」の常習は、脳を栄養失調にします。この状態が長期間続くと脳が病むことになります。例えば、現代医学で原因不明とされているアルツハイマー病になると、「脳の委縮」と「記憶を司る海馬の神経細胞群の欠損」が生じます。病理学的な原因ではなく、その前提の概念として、原因は「脳の栄養失調」と考えています。「若年性アルツハイマー病」患者が増加していますが、「朝食抜き、偏食」の食生活者の増加と無縁ではありません。

◆三食に分けて、必要なエネルギーと栄養を供給する食生活をしていると、脳は満足し余分な物を食べる信号を出すことはありません。この脳の状態が「食育基本法」の基本理念である「心身の健康は食から~」の状態です。この状態が「食育・ダイエット」の基本です。さらに、生物として内在させている天与の「自然治癒力」を高める食べ方でもあります。

◆しかしながら、脳にとって良質で安全な食材・食品であっても、それらの「調理方法」を間違うと、すべて水泡に帰します。特に「電子レンジ」で調理された物は、ほぼすべての栄養素が交流マイクロ波によって破壊されていますので、脳の栄養にはなりません。その上に、「チン」された食物には「発ガン伊物質」が生成されていますので、有害です。

詳しくは、「脳が元気になる生き方」(「チン」すると、脳も「チン」される)・瀬野文宏著/せひご一読ください。全国書店で発売中)

 

4.ダイエット中は、食の安全対策が必須です。
体内脂肪に蓄積している有害化学物質の排出対策のないダイエット法は危険です。            

         

                         

 

                    ワークシップ~食の安全対策について~(福岡市天神1丁目 イムズ5F)

 

~自然界に存在しない合成学物質で造られた食品添加物対策について~ 

◆ダイエットすることと有害化学物質とはどのような関係があるのでしょうか。結論を先に言えば、健康的にダイエットを成功させるためには、有害化学物質の問題を無視することは絶対にできません。すなわち、有害化学物質とダイエットは不可分な関わりがあります。

◆食生活において摂取しています食材・食品などの食べ物には、農薬などの環境ホルモンが付着しているものが多くあります。また、意識するかしなかに関わらず自然界に存在しない合成化学物質で造られた食品添加物を日々に体内に取り込んでいます。それらの有害化学物質は脂溶性ですから全身の脂肪組織に蓄積しています。

◆やせることは、脂肪を分解して燃焼させることで、脂肪を動員することです。この脂肪動員によって蓄積されている有害化学物質がどうなるかが重大な問題となります。

◆ダイエットによる脂肪動員は、日々の生理的な脂肪代謝とは異なり意図的に脂肪をエネルギー化するために脂肪細胞を分解して、その産物の遊離脂肪酸を血液中に放出することです。その遊離脂肪酸は肉体の直接エネルギーとなります。動員されるのは脂肪細胞の中の中性脂肪であり、この脂肪細胞の中に有害化学物質が溶けて蓄積されています。ですから、エネル ギー化するために脂肪が分解するとともに有害化学物質も血液中に放出されます。この脂肪動  員は、有害化学物質の体外への排出作用がともなわず血流に乗って体内を循環します。

◆エネルギー源となる遊離脂肪酸は消費されても、有害化学物質は消費されず体内に残ったままです。血流に乗って体内を循環している有害化学物質は、全身の器官の脂肪組織を標的として蓄積を続けます。標的の器官は内臓や皮下の脂肪組織の他、肝臓、腎臓、甲状腺、卵巣、子宮、乳房、そして脳などです。

◆それら標的にされた器官は、脂肪動員による中性脂肪の減少によって、それ以前よりも有害化学物質の含有濃度が高くなりますから、刺激を強く受けることになり、発ガンなどのリスクが高くなります。

 

◆一番問題になるのは腹腔内に脂肪が蓄積している「内臓脂肪型肥満」です。有害化学物質の倉庫の役割をしており、この脂肪は皮下脂肪に比べて脂肪動員されやすいのです。この内臓脂肪(腸間膜脂肪、大網脂肪)は門脈系に沈着しており、この脂肪の分解にともなって上昇した門脈の血中の有害化学物質は肝臓に直接的に影響を与えます。

◆したがって、特に内臓脂肪型肥満者は、「食物からの取り込む有害化学物質の量を少なくする」「有害化学物質を体外に積極的に排出する」「有害化学物質によって発生する活性酸素による細胞膜の酸化作用の防止」などの対策が必要となります。ですから、有害化学物資対策をしないダイエット法は危険です。現在、進行中の皆さんのダイエット法はその対策が取られていますか。たとえダイエットしても、ガンの発症の危険にさらされるのであれば、ダイエットしないほうが賢明ということになります。

◆このように「栄養をバランスよく食べて健康的にやせましょう」という古典的な栄養指導は今の時代には通用しないのです。栄養価よりも安全性を優先する必要があるのです。そのためには台所にある容器や用具の点検も必要です。なぜなら、プラスチックの容器や用具から環境ホルモンが溶け出しているからです。

 

    

                          一般の方対象の「ワークシップ」~食の安全対策~

                                 (福岡市天神1丁目 イムズ5F)

 (参考資料)

[食育基本法] <抜粋>

前文<抜粋>

二十一世紀における我が国の発展のためには、…すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにすることが大切である。
 …様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。もとより、食育はあらゆる世代の国民に必要なものであるが、子どもたちに対する食育は、心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものである。 
…日々忙しい生活を送る中で、人々は、毎日の「食」の大切さを忘れがちである。国民の食生活においては、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加、過度の痩身志向などの問題に加え、新たな「食」の安全上の問題や、…「食」に関する情報が社会に氾濫する中で、人々は、食生活の改善の面からも、「食」の安全の確保の面からも、自ら「食」のあり方を学ぶことが求められている。
…国民一人一人が「食」について改めて意識を高め、…「食」に関して信頼できる情報に基づく適切な判断を行う能力を身に付けることによって、心身の健康を増進する健全な食生活を実践するために、…食育の推進に取り組んでいくことが、我々に課せられている課題である。

 第一条(目的)<抜粋>

「…国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を推進することが緊要な課題となっていることにかんがみ…もって現在及び将来にわたる健康で文化的な国民の生活と文化と豊かで活力ある社会の実現に寄与することを目的とする。」

第八条(食品の安全性の確保等における食育の役割) <抜粋>

「食育は、食品の安全性が確保され安心して消費できることが健全な食生活の基礎であることにかんがみ、食品の安全性をはじめとする食に関する幅広い情報の提供…食に関する知識と理解を深め、国民の適切な食生活の実践に資することを旨として…」

第十九条(家庭における食育の推進) <抜粋>

「…父母その他の保護者及び子どもの食に対する関心及び理解を深め、健全な食習慣の確立に資するよう…食事についての望ましい習慣を学びながら食を楽しむ機会の提供、健康美に関する知識の啓蒙その他の適切な栄養管理に関する知識の普及及び情報の提供…」

第二十二条(食育推進運動の展開) <抜粋>

  「国及び地方公共団体は、…その他の事業者若しくはその組織する団体又は消費生活の安定及び向上等のための活動を行う民間の団体が自発的に行う食育の推進に関する活動が、…相互に緊密な連携協力を図りながらあまねく全国において展開されるようにするとともに、…食育の推進に関する普及啓発を図るための行事の実施、重点的かつ効果的に食育の推進に関する活動を推進するための…施策を講ずるものとする。」
(太字は著作者) 

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